クラークの育成

時間管理を行っていくにあたり、私にとっても患者さんにとっても診療時間が短いに越したことはない。例えば私のクリニックは耳鼻口腔科であるため、花粉が飛びかう春先が一つ繁忙期になる。当然花粉症の治療を求め多くの患者さんがやってきて、受付終了時間を過ぎてもなお待合室が患者さんで埋まっているといった具合だ。当然のことながら、休憩時間を割いくことになり診療終了時間も大幅に遅れてしまう。これは我々医師スタッフとしても、患者さんとしても迷惑なことだと思う。何としても解決させたい課題であった。解決策を模索した結果、クラークの導入を決断したのだ。

クラークとは、ドクターや看護師を陰ながらサポートをする仕事であり、例えば診察室内で医師の診断の傍ら電子カルテの入力などを行ってもらう。このクラークという役職が、開業医にとっても、きっと大きな力になってくれると考えたのだ。こうすれば、私も診察に専念でき時間の短縮も可能になる。また、患者さんの症状をあらかじめ伺い、スタッフへ検査等の指示もしてくれる。検査を受けてから診察室に入ってきてもらえる為、細かな無駄な待ち時間・空白の時間を削っていくことができるのだ。 クラークというポジションは医療現場の中でも特に高いスキルが求められる。つまりその分教育に時間を要することにはなる。しかしその必要なスキルをスタッフは頑張って習得してくれ、そのおかげで効率良く診療を行うという課題を見事克服することができた。私のクリニックでのクラークの業務は、患者さんの呼び出し・電子カルテの記入・処置に加え、受付・会計・検査・診療の補助など多岐にわたる。各ポジションを総合的に見渡してくれるので、お互い連携がスムーズに取れるようになったように思う。また、それに連動されてか、各ポジションのスタッフも業務習得レベルが向上しつつある。思わぬ副産物も得られ、クラークを導入したのは正解だったと思う。  

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